シグナルオレンジ

旅行や日々の出来事のブログ

ぼくと私と剣道と


先生 「最後を始めるぞ!最後を!!」


ついに運命の日が来ました。
掛かり稽古2分。
凄まじい長さです。

先輩、頑張って下さい。


  『いくぞ―――――!!!!』

『おぉぉぉぉぉ―――――!!!!』



トップバッターは高橋先輩!全力でした。すごかったです。

佐藤先輩。普段は見られない、力強い打ちでした!

野木先輩。壁に叩きつけられて、痛そうです!

猪ノ原先輩。最後までキレイな面です!

長澤先輩。勢い余ってドアを破壊!?凄い攻撃力!

金森先輩。ついに血しぶきが!ファイトです!!

ここで5分の休憩。
その間に、ドアを直し、血を拭き肉片を回収。
冗談ではなく。

渡辺先輩。しっかり最後までやり遂げました!

真野先輩。足がとても軽やかで速かったです!

山口先輩。身震いするほどの打ち。無敵です!

田代先輩。打つ技術が素晴らしかったです!

最後の最後は、部長― 井口先輩。

いつだって真っ直ぐで
今日だって真っ直ぐで

「うあああああああ―――――!!!!」

なんでこんなに泣けるんだよ。
なんでこんなに涙が出てくるんだよ。

もっと、ずっと一緒に稽古したかった。
みんなと、一緒に。

1年間は、短すぎる。
でも楽しかった。
面白かった。
優しかった。


剣道部に入って、よかった。


井口 「ありがとうございました!!」

「試合にも出れない部長だったけど・・俺・・うぅ・・みんな、本当にありがとう。」

先輩、マジ泣き。
私、今、ぼろ泣き。


野木 「こんな空気で悪いけど、部費払ってねw」

愛実 「先輩、一緒に写真撮らせてください!」

真野 「最後に試合やろうぜ!!」

先生 「3年のバカはほっといて、お前らは帰れw」


いつもと変わらない、風景。

いつもと変わらない、日常。


それを―

それを、幸せというのかな。